「信頼の原則」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 交通事故における信頼の原則とは、「他の交通関与者が交通ルールに従って適切な行動を取ることを信頼して行動してよく、その者の不適切な行動によって生じた事故については過失責任を問われない」という法理です。本稿は、筆者が3カ月ほど前に車対車の交通事故に被害者として遭い、この「信頼の原則」を適用して過失0を獲得した2カ月半の体験記です。少し長くなりますが、ご参考になれば幸いです。ただし、被害者側からの一個人体験であり、公正である保証はありません。