実効再生産数

EUでは都市封鎖の緩和に、(1)実効(実行)再生産数が1を下回ること(2)PCR検査体制の拡大 (3)集中治療室(ICU)の確保を基準にしています。
実効再生産数とは、1人の感染者から二次感染者が生まれる数の平均値。「1」未満だと感染拡大が抑えられるとされています。大変、分かりやすいパラメータで、国民が知りたい数値です。
安倍首相は4日夜、14日をめどに「緊急事態宣言」の解除基準について公表する考えを明らかにしました。

実効再生産数については、ドイツは毎日発表しています。3月上旬には「3」以上あったが、4月30日は「0.76」まで落ちています。

日本では、緊急事態宣言が出された4月10日に実効再生産数は、全国 0.71、東京都 0.53と発表されて以来、発表がされていません。(4/10の数値0.53でなぜ宣言の発表になるのか? 説明不足です。)

山中教授が、大阪府、北海道、および京都市のホームページから感染者数の推移をダウンロードして、実効再生産数を計算しています(5/3)。計算結果から、3密を避けた市民の努力の効果がわかります。
東京に関しては、新規感染者を見つけるための検査数の実態を知ることが出来なかったため、実効再生産数の計算は断念したとのこと。

舛添要一さんが、『なぜドイツでできて、日本ではできない』〔実効再生産数〕 毎日公表しない専門家会議を批判しています。

やんちゃジイさん 2020/05/07(Thu) 08:57 No.406
Re: 実効再生産数
国内において、実効再生産数の数値を大阪府しか発表できていない理由が分かってきました。

この数値の計算には、PCR検査の新規陽性率が必要なのです。
大阪府は陽性者の退院時の検査数は除いて計算しています。一方、政府・他府県は退院時の検査数を把握していないので正確な新規陽性者数が算出できないのです。

なぜ大阪府だけが集計できたのか? 吉村知事の指示の下、府庁職員が保健所・病院・検査機関に対して毎日ヒヤリングをかけているそうです。
やんちゃジイさん 2020/05/07(Thu) 12:59 No.407
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