昨日、すごく大きなニュースがあった。しかしあまり取り上げられていない。ぜひ、下のサイトを読んでもらいたい。
神戸市立医療センター中央市民病院が、4月7日*までに、来院者1000人に対して行ったもので、なんと3.3%の人が、抗体を持っていたというものだ。
このことの意味は、既に、4月の初めまでの期間に3.3%の人が新型ウイルスに罹り、知らないうちに直っているという事を示している。政府専門家会議はこのことをどう扱うか興味深いが、バイアスがかかっているだの、検査方法に問題があると言って取り上げないだろう。確かにいくつか疑問がある。たとえば、サンプル数は十分だと思われるが、検査対象が病院来訪者というバイアスがかかっている。あるいは抗体検査そのものの信頼性が示されていない。たとえば、何らかの疾患を持つ人は掛かりやすいかもしれない。また、検査キットの信頼度は80%ぐらいしかないかもしれない。しかしそれにしても3.3%は大きい。もし正しいなら、今頃は、その10倍ぐらいにはなっているだろう(2倍になるのに10日かかるとすると、30日で16倍)。これなら、ほっておいても自然に流行は止まる。そして重症化率や死亡率はものすごく低いことになる、だから、このままでも、オーバーシゥートにはならない。
この3.3%の感染率は欧米と変らないのである程度納得すると記事に書かれているが、重症化率や死亡率は極端に違うことになる。うれしいことだが、理由が分からないと気持ちが悪い。なぜだろう。人種のせいなのかBCGなのか?
全ては、恣意的なPCR検査のやり方に起因しているように思う。感染者の数はPCRの検査数でいくらでもいじることができる。ここ2-3日の東京の感染者数はおかしいと思っている。検査数を無理やり大きし、かくれ患者を見つけ出し、外出自粛期間を延ばす材料にしている感がある。またその前の50人以下に減ったのも、外出自粛の成果を出すためにPCR検査数を絞った結果ではないのだろうかと疑いたくなる。
*4月7日のデータではない。4月7日以前のものが含まれているから、4月7日はもっと多いはず。しかし残念ながら、開始日は記載されていない。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202005/0013317630.shtml


BCG説についてです。
BCGについては、デンマーク株、日本株、ロシア株、ブラジル株と4系統の株があって、その内の日本株、ロシア株がコロナに対して有効らしいとの話がありますね。


いずれにせよ、個人的には、先が見えてきたように思います。なるべく早く、市中で統計的意味のある抗体あるいは抗原調査を実施してもらい、感染状況を正しく把握して、今後の政策を立案するべきだと思います。

