抗体検査の結果が出た
M
2020/06/17(Wed) 08:59 No.417
抗体保有率の結果が出た。予想に反して東京の結果は0.1%という値だった。PCRの検査数の少なさや無症状感染者も多数いることから、市中の感染者数は少なくともこの10倍はいると思っていた。専門家のコメントも予想外に少ないというものが多い。
東京都の人口が1,400万人にたいして、2,000人のサンプル数はすくなすぎるという意見もあるが、統計学的な観点から95%内の信頼度に入るためには、390人ぐらいのサンプル数でいいらしい。その上で、今回の結果の誤差を添付サイトに従って計算してみると、0.14%±となる(0%から0.24%の範囲)。もちろん、この他に、検査分析誤差もあるし、抗体は一定の期間保持するという前提もある。しかしそれにしても少ない。
https://www.stat.go.jp/teacher/c2hyohon.html
このことは、ますます、ファクターXの究明が重要になったと考える。次に来る第2波の対策に対して、なぜ第1波の感染が抑えられたのか、その理由が分かれば、対策も変わってくる。たとえば、遺伝的な要素、BCGなどが理由なら、今更、特段の対策は必要ない(たとえば外出自粛は緩めてもいい)が、例えばマスクの効果や3密回避などが理由なら、もっと、厳密に適用する必要がある。もっとも、Xは、軽重の差があるものの複数の可能性が強い。

