鉄格子フェンス内のケシ坊主
散歩人
2025/06/08(Sun) 16:34 No.1876
(東大和駅近くの東京都薬用植物園にて)
フェンス内に、ずいぶん大きなケシ坊主(果実;径3-6cm)がありました。花が枯れて数日後にケシ坊主になります。
未熟な果実の表面に浅い傷をつけると、モルヒネを含む白色〜淡紅色の乳汁が滲出します。
しばらくすると粘性を示し黒化し、これをへらでかき集め乾燥させます。生アヘンの生成です。
果実が熟すと植物体は枯死し、熟した果実の天頂に穴があき、径0.5mmに満たない微細な種子が飛び出します。
非常に細かい物を「ケシ粒のような〜」と表現するのは、これが由来とのこと。

